【女性の薄毛】知ってますか？女性型脱毛症の治療薬

薄毛女性専門サロン TELASです。

今回は『女性型脱毛症の治療薬』についてかかせて頂きます。

女性型脱毛症（female pattern hair loss）は女性の男性型脱毛症のことです。

男性の脱毛症の場合は男性ホルモンの影響が大きく、生え際や剃り込み部分が後退、または頭頂部が軟毛化し薄くなります。

女性の薄毛の原因は様々で、閉経後のホルモンバランスの影響により生じる女性の男性型脱毛症、加齢性の脱毛症、出産後脱毛など、またそれらを複合してる場合もあったり、原因不明の場合もあり診察は非常に複雑と言われています。

女性の男性型脱毛症は生え際が薄くなることもありますが、「びまん性」とも呼ばれ頭頂部を中心に広範囲に疎毛化する場合が多い脱毛症です。

お客様からの相談で多いのが分け目やつむじ周辺が気になるとのご相談をよく受けます。

治療法とすれば、男性の脱毛症の場合ですと、医薬品の外用薬ミノキシジルや内服薬のフィナステリド、デュタステリドが特に推奨されています。

女性の脱毛症には男性と比較して治療法が少ないのが現状で、保険が適用される確率した内服治療法はありません。

男性が服用できる男性型脱毛症の内服薬のフィナステリド、デュタステリドは女性は使用出来ません。

それは何故かというと、

妊娠する可能性のある女性は男子胎児の生殖器官に影響を及ぼす可能性があるので（特に妊娠中の女性）服用はもちろん、触れるのも禁忌です。

また閉経後の女性、更年期の薄毛に対しても効果がないことが明らかになっています。

男性ホルモンを抑制する作用がある薬剤、スピロノラクトン、経口避妊薬（ピル）、女性ホルモン補充治療などがありますが、健康被害の恐れがあるので十分に医師と相談する必要があります。

更に、検証もまだ不十分です。

漢方薬も毛成長への影響が評価はされていませんが、加味逍遥散（カミショウヨウサン）、桂枝加竜骨牡蠣湯（ケイシカリュウコツボレイトウ）、当帰芍薬散（トウキシャクヤクサン）、補中益気湯（ホチュウエッキトウ）などが外用剤と併用した場合に効果的との情報もあります。

女性の薄毛に対して最も効果が明らかなものは、外用療法の

⑴毛成長の環境を整えるタイプ...血管拡張作用、皮脂抑制作用

⑵毛を作る細胞に直接働きかけるタイプ...毛成長に直接関連することが明らかな因子を含んでいる薬剤

のどちらの作用も有するミノキシジル溶液です。

日本では１％ミノキシジル溶液が女性用一般用医薬品として承認・発売されました。

海外では２％溶液は１日２回塗布、５％溶液は１日１回の塗布というのが女性用で販売されています。

女性の薄毛外用薬ミノキシジルが最も効果があるとされていますが、

塩化カルプロニウム、アデノシンなども（臨床的な根拠は低い）有効性が有ると言われています。

また、ミノキシジルの外用も男性型用と配合量が異なるのには理由があり、５％ミノキシジル溶液を使った女性は顔面の毛が濃くなる場合があるため１％となっています。

育毛剤は必要以上の量を頭皮につけても効果は変わりません。

下手すると頭皮トラブルに繋がることもあり逆効果の恐れもありますので、用法用量を守り、何らかのトラブルが出た時は使用をやめ、医師に相談して下さい。

最後に、

薬物治療だけでなく、重要なのは健康な頭皮を維持するということです。

健康な頭皮は健康な生活習慣と結びつきます。

栄養バランスのとれた食生活、質の良い睡眠、生活リズム、禁煙、適度な飲酒、運動など生活の改善は毛成長の改善を促します。

メンタルケアもとても重要でストレスは髪にも身体に色々な悪影響を及ぼします。


一人で悩まず行きつけの美容師や皮膚科医師に悩みを伝え対処方法や改善方法を見つけていくこともいい方法だと思います。

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